TikTokは、ショートムービーを投稿して共有する形式となっており、幅広いジャンルの芸能人やインフルエンサー、飲食店やテーマパークなどの企業も多く取り入れています。
特に10代、20代前半、いわゆる「Z世代」からとても支持されているSNSです。
世界全体での利用数はなんと10億ユーザー越え。
世界的にも多く使用されている”TikTok”。
TikTokは、さまざまな業界で集客ツールとして活用されています。中でも飲食・グルメ系のショート動画が爆発的に人気なので、参入を検討する企業や個人事業主が増えています。
TikTokには「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類があります。
個人アカウントは、一般のユーザーが個人で動画コンテンツの視聴を楽しむためのアカウントです。
一方で、ビジネスアカウントは、TikTokで利用できる「企業活動向けの機能解放されたTikTokアカウント」を指します。ビジネスアカウントという名前ではありますが、個人や個人事業主の利用も可能です。
ビジネスアカウントは、企業がブランドの価値を高め、ビジネスを成長させるために活用できるアカウント形態です。
今回は『TikTokビジネスアカウントの概要とメリット・デメリット』を紹介します。
🔻ビジネスアカウントの作成方法
TikTokをインストールし、アカウントを登録する
プロフィールを開き、右上の三本線をタップする
「設定とプライバシー」を開き、「アカウント」をタップする
「ビジネスアカウントに切り替える」をタップする
カテゴリーを設定する
🔻TikTokビジネスアカウントを利用するメリット
①投稿動画の分析ができる
TikTokビジネスアカウントでは、投稿動画を項目ごとに分析できます。
【投稿動画の分析できる項目】
合計再生時間
合計視聴回数
平均視聴時間
トラフィックソースの種類
視聴者の所在地
その他にも、アカウントの分析やフォロワーの分析・過去7日間の動画の分析などを行えます。投稿動画を効果的に改善できるため、ビジネスの成長にもつながりやすくなるでしょう。
②インサイト分析ができる
インサイトページから、アカウントや投稿動画の分析を見ることができます。
【分析できる項目】
⚫︎概要
動画の視聴数
フォロワー数の増減
プロフィールの表示回数
⚫︎コンテンツ
動画投稿(直近7日間に投稿したコンテンツ)
人気上昇中の動画
⚫︎フォロワー
フォロワーの属性(フォロワー数100人以上から利用可)
③アカウントのカテゴリーを選択できる
ビジネスアカウントの利用を開始すると、アカウントのカテゴリーを選択できるようになります。カテゴリーを選択すると、そのカテゴリーに興味のあるユーザーに対しておすすめ表示される可能性が高くなります。
カテゴリーと投稿内容がマッチしていれば、アカウントを伸ばすきっかけとなるでしょう。
反対に、カテゴリーと投稿内容が違っていると、おすすめ表示されても最後まで見てもらえません。機械学習によりおすすめ表示される回数が減り、アカウントを伸ばす機会を失うことになるので注意してください。
④プロフィールに外部リンクを設置できる
ビジネスアカウントのプロフィールには外部リンクを設置できます。
商品・サービスのリンクを設置したり、ランディングページに遷移させたりすることでTikTok経由の集客を行いやすくなるでしょう。飲食店であれば食べログのリンクを設置することができるため、動画を見たユーザーをそのまま予約画面へと誘導することができます。
個人アカウントでは一定数のフォロワーを集めるまで外部リンクを設置できないので、ビジネスアカウントならではのメリットと言えます。
ただし、投稿内容とリンクの遷移先がまったく関係していないものだと集客効果は薄れてしまいます。TikTok活用の目的をしっかりと定め、投稿内容と外部リンクの内容がつながるようにしましょう。
⑤ビジネスコンテンツガイドでTikTokのノウハウを学べる
TikTokアカウントに登録すると、動画のトピック選びから楽曲選びまですべてに関するアドバイスが詰まっている「ビジネスコンテンツガイド」を読むことができます。
TikTok公式から提供されたアドバイスを読めるので、初めてTikTokを運用する方でも簡単に動画を作成できるようになるでしょう。
⑥「動画ショーケース」の閲覧
企業やクリエイターの人気コンテンツがピックアップされた「動画ショーケース」を閲覧できるのもTikTokビジネスアカウントのメリットです。動画の最新トレンドを把握し、バズりそうな動画を予想しておくことで自社のコンテンツ作成に活かすことができます。
上記内容が主なメリットとなります。
しかし、TikTokビジネスアカウントには、たった1つのデメリットが存在します。
🔻商用ライセンスのない楽曲を使えない。
TikTokビジネスアカウントでは、商用ライセンスのない楽曲を使えません。
人気な投稿で使われている楽曲・流行している楽曲などを使おうとした際に「この楽曲には商用ライセンスが付与されていません」と表示され、動画を投稿できない可能性があります。
トレンドに乗じた投稿ができない点はデメリットでしょう。
しかし、逆に言えば、ビジネスアカウントで利用できる楽曲はすべて商用利用が許可されています。楽曲を使うために、わざわざライセンスを取得する手間がかかりません。
TikTokで商用利用が許可されている楽曲は50万曲以上取り揃えられているため、その中から楽曲を選んで、効果的な投稿をすることも十分に可能です。
🔻TikTokビジネスアカウントが向いているのはこんな人
TikTok経由で商品・サービスの集客を行いたい人
投稿動画を分析し、改善に役立てたい人
TikTokの利用方法を一から知りたい人
最新トレンドを把握し、自社のアカウントに活かしたい人
人気楽曲でなくても構わない人
TikTokでの集客が効果的と言われている飲食店にはぴったりですね。
🔻飲食店にお勧めなハッシュタグ
ビジネスアカウントにした際にも絶対につけるべきハッシュタグをご紹介します。
TikTokだけではなく、SNSにはユーザーが「#(ハッシュタグ)」を辿って、お気に入りの投稿を見つけるという特徴があるので、自身の投稿には必ずハッシュタグをつけましょう。
TikTokは「#TikTokグルメ」や「#TikTokグルメマップ」などのハッシュタグがトレンドに入りやすく、グルメ系の投稿は閲覧数が伸びやすい環境にあります。また、地域を絞ったタグ「#〇〇グルメ(〇〇には県名や市町村名)」をつけることで、地域ユーザーのみならずその地に観光で訪れたユーザーにもリーチすることが可能になります。
ハッシュタグを活用すれば、多くの人に閲覧され、それだけではなく拡散されやすいというメリットがあるので、ハッシュタグは必ずつける様にしましょう。
おすすめのハッシュタグもご紹介します。
まずはバズっている飲食店や自身のお店と近いジャンルの飲食店のハッシュタグを見てみることもおすすめです。
🔻実際にTikTokを活用してみよう
TikTokは無料で使用できるSNSなのに、たくさんの魅力があり、フォロワー数など関係なく、誰でもバズる可能性があります。
今は平日の予約に少し空きがある、連日予約いっぱいの繁盛店になりたい、そう思っている方も少なくないと思います。今までの一般的な集客方法ではなかなか結果につながりにくい時代となってきているので、まずは流行りのSNSを取り入れてみることも集客にとって大切な一歩と言えるでしょう。
ビジネスアカウントを駆使し、自身の投稿の分析を行うことで、自身のお店をよりよく発信していくことが可能です。
現状の集客に満足されている方も、TikTokは取り入れるべきだと言えます。
周りが新しいことを始め、成長している中での現状維持はある意味「衰退」と言えると思います。
実際にTikTokを始めてみたけど思うように再生数が伸びないことや、思ったように集客に繋がらないことも少なからずあると思います。
バズらせより多くのユーザーに知ってもらい集客に繋げる為には、常にオリジナリティを大切にしつつ、流行りに敏感になりながら、フォロワーの興味を引くような工夫を重ねて行かなければなりません。
自分では案が浮かばない、流行りについていけない、そもそも動画作成に充てる時間が取れない、という方もいらっしゃると思います。
そんな時は、まずはプロの意見を聞いてみるのはいかがでしょうか?
TikTokの広告運用代行会社に依頼するのも有効な手段
飲食店がTikTokで集客する際は、TikTokの広告運用代行会社に依頼するのもおすすめです。
TikTokで自分で集客を行うとなると、コンテンツ制作や戦略設計などでかなりの労力が必要となってしまいます。
しかし、TikTokの広告運用代行会社に依頼すれば、以下のような作業を代行してもらえます。
動画コンテンツ企画・作成・編集投稿文作成・タグ選定TikToker(ティックトッカー)アサイン投稿、アクション管理(いいね・コメント返信)、広告運用代行
TikTokの広告運用代行会社を利用すれば、本業の店舗運営に集中しながら集客を行うことが可能になります。
そのため、SNSの知見が無い場合や、できるだけ本業に集中したいといった場合は、TikTokの運用代行を検討してみるのが良いでしょう。 さらに、ここでは飲食店だけに特化したTikTok広告運用代行を行なっているBUZZというサービスがあるので、ご紹介いたします。飲食店に特化してTikTok広告を運用しているのはBUZZだけなので、以下のリンクから詳細をご確認ください。
まとめ
いかがでしたか?急激な成長を続けているTikTokでは、ビジネスアカウントを用いることによって自身のアカウントの分析まで行うことが可能になります。自身でも知らなかったお店の傾向などの発見があるかもしれません。
ご自身ではなかなか始められないという方も、まずはTikTokについて理解を深め、プロの意見を聞いてみるというところから始めてみるのはいかがでしょうか。
あなたの素敵なお店を衰退させないためにも、この機会にぜひあなたのお店でもTikTokを取り入れてみてください。
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