新型コロナウイルス（COVID-19）による世界的な健康危機や社会的な影響を受け、外出自粛や旅行制限などにより、自宅で時間を潰すことが多くなった期間がありましたね。そんなコロナ禍を経て、飲食店の抱える課題はより深刻なものになっています。
今までは、食べログやHOT pepperなどのグルメ媒体での検索や予約が主流となっていたものから、SNSで検索しお店を探すというユーザーが増えてきています。
今回は飲食店におすすめのSNS集客と、中でも一番取り入れるべきSNSをご紹介します。
Instagram（オススメ度：★★★★☆）
⭕️視覚的な魅力を強調できる
インスタグラムは主に写真を投稿するSNSとなっており、ユーザーはハッシュタグを検索し飲食店を探します。飲食店は視覚的な魅力が非常に重要となっており、美味しそうな料理写真や飲み物の画像を効果的に共有できるインスタグラムは、顧客を引き寄せ、行ってみようと誘発する効果があります。
▶︎映える写真じゃないとスルーされてしまう
投稿数の多いジャンルではより見た目の良い投稿が注目されやすいため、ある程度の撮影技術が必要になります。
⭕️リアルタイム情報の共有ができる
Instagramストーリーは、リアルタイムの情報や更新を共有するのに適しています。メニューの特別な提供、本日のランチスペシャル、イベントの告知などをストーリーを通じて即座に伝えることができます。
▶︎フォロワーにしかリーチができないため、新規集客に繋がりにくいといえます。
⭕️ハッシュタグ活用
Instagramではハッシュタグを使って写真やビデオをカテゴリ別に整理できます。飲食店は関連するハッシュタグを活用し、自身の投稿が関連するユーザーに表示されるようにできます。例えば、地域名や料理の種類に関連するハッシュタグを使用することで、ローカルな顧客にアプローチできます。
▶︎検索されやすいハッシュタグを使用しないと検索されないが、投稿数の多いハッシュタグだと投稿が埋もれてしまため、独自のハッシュタグ（店名など）での投稿を増やしていく必要性があります。
⭕️地域年齢等を絞った広告が打てる
Instagramの広告は地域や年齢を絞って広告をかけることが可能です。ストーリーに表示させたり、投稿画面に表示させることが可能なため、若い層から年齢層高めの主婦層にまで届けることが可能です。
▶︎広告をかけることは可能ですが、インスタグラムの使い方として、「フォロワーの投稿を見る」という使い方が主なので、フォローしていないアカウントの投稿は広告とみなされ、飛ばされやすい。そのため重要な内容まで把握してもらうことが難しい場合があります。
Facebook（オススメ度：★★★☆☆）
⭕️高めの年齢層にリーチしやすい
３０代以上のユーザーが多く、インスタグラムなどの若者向けSNSよりも高い年齢層のユーザーにリーチできます。
▶︎若い世代にリーチできないため、各種SNSでのユーザーによる拡散が弱くなってしまいます。
⭕️広範なユーザーベース
Facebookは世界中で数十億人以上のユーザーが利用している大規模なプラットフォームです。様々な年齢層や背景のユーザーが含まれており、幅広いターゲット層にアプローチできるので、海外向けのインバウンド広告などにも活用しやすいといえます。
▶︎主な利用国がインドやフィリピンなどの国で、一番出入りの多い中国や韓国などでの利用が劣るため、外国人旅行客での集客には少し弱くなってしまいます。
⭕️地域年齢等を絞った広告が打てる
Facebookの広告もInstagram同様に地域や年齢を絞って広告をかけることが可能です。若い層は中々いないものの、年齢層高めの方や、主婦層にまで届けることが可能です。
▶︎若い層がいないため、若者向けの飲食店では広告の効果を感じにくく、集客にも中々繋がりにくいです。
InstagramとFacebookの簡単なメリット・デメリットをご紹介しましたが、絶対取り入れるべきSNSについてもご紹介していきます。
絶対に取り入れるべきSNS!
⭐️TikTok（オススメ度：★★★★★）
TikTokは、ショートムービーを投稿して共有する形式となっており、幅広いジャンルの芸能人やインフルエンサー、飲食店やテーマパークなどの企業も多く取り入れています。
特に１０代、２０代前半、いわゆる「Z世代」からとても支持されているSNSです。
世界全体での利用数はなんと１０億ユーザー越え。
世界的にも多く使用されている”TikTok”。
⭕️若い層にリーチできる
TikTokは特に若年層に向けたエンターテインメントプラットフォームとして非常に成功しており、世界中で数億人以上のユーザーが利用しています。クリエイティブなビデオコンテンツの共有やトレンドの発見、インタラクティブなコミュニケーションが可能なため、幅広いユーザーにとって魅力的なアプリケーションとなっています。
▶︎シニア世代の活用が少ないため、シニア世代へのアプローチが弱い。
⭕️短いビデオコンテンツ
TikTokでは最大1分のビデオを共有できますが、多くのユーザーが15秒から30秒の短いビデオを作成しています。短い動画ということもあり、YouTubeなどよりも見やすく、Instagramよりも時間を潰しやすいので、ちょっとした空き時間などに利用されることが多いです。
▶︎短い時間で良さをアピールしなければならないため、クリエイティブでユーザーの目を引く様なコンテンツを作成することが求められます。
⭕️ハッシュタグ機能で拡散されやすい
ハッシュタグを使用することで、ハッシュタグを検索した人にリーチされます。グルメ系のハッシュタグはTikTokの中でも特に人気があり、非常に拡散されやすいと言った特徴があります。お店の認知度を拡散するのにはとても有効なSNSと言えます。
▶︎時には拡散力が弱く全然ん再生されないということも起こり得るので、そういう場合は動画の構成や内容を見直す必要があります。
⭕️ターゲットを絞った広告が可能
TikTokはターゲット広告を提供し、特定の年齢、興味、地理的な位置などに基づいて広告を配信できます。ターゲットユーザーに的確にアプローチできます。
また、位置情報機能をつけることができるため、お店の情報をGoogleマップで保存して後で見返すことが可能です。
⭕️「食べログ」のリンク設定が可能
食べログは飲食店のレビューサイトとなっており、お店の予算やメニュー、営業時間、口コミなどが確認できる上、直接お店を予約することもできます。
TikTokに食べログのリンクを設定することで、TikTokで飲食店を探しているユーザーの予約までの動線を確保することが可能になります。
▶︎TikTokからの予約かどうかははっきりとわからないことが多いため、TikTokでどれだけ集客できたかなどをきっちり把握したい場合は、TikTokを見てきてくれた方限定のサービスなどを用意する必要があります。
🔻ユーザーの意見などを聞ける
TikTokのユーザーはコメントやいいねを通じてコンテンツに参加しやすいです。視聴者との対話を通じて、お店への興味を深め、ファンを増やすことができますし、飲食店の課題などについてもユーザーのコメントによって発見することができる場合もあります。
🔻拡散力がどのSNSよりもある
多くの共感を呼ぶコンテンツはTikTok上でバズる可能性があります。一つの動画が広まることで、多くの人々に店舗の存在や魅力が知られるチャンスがあります。
お金をかけずに集客に繋げられるチャンスが誰にでもあるということです。バズった動画に広告をかけてさらに認知度を拡散するなんてことも可能です。大繁盛店までの道のりは案外そう遠くないかもしれません。
他のSNSをあまり活用していなくても連日予約で満席になるなど、実際に集客につながった実例は少なくありません。それだけTikTokには希望が詰まっているということですね。
日本中に焼肉屋がある時代ですので、より早く取り入れ、周囲との差別化を図っていくことが重要だと言えます。
🔻TikTokを活用してみよう
TikTokは無料で使用できるSNSなのにこんなに魅力があるんです。
今までの一般的な集客方法ではなかなか結果につながりにくい時代となってきているので、まずは流行りのSNSを取り入れてみることも集客にとって大切な一歩と言えるでしょう。
実際にTikTokを始めてみたけど思うように再生数が伸びないことや、思ったように集客に繋がらないことも少なからずあると思います。
バズらせより多くのユーザーに知ってもらい集客に繋げる為には、常にオリジナリティを大切にしつつ、流行りに敏感になりながら、フォロワーの興味を引くような工夫を重ねて行かなければなりません。
自分では案が浮かばない、流行りについていけない、そもそも動画作成に充てる時間が取れない、という方もいらっしゃると思います。
そんな時は、長年飲食店に携わってきたプロの意見を聞いてみるのはいかがでしょうか？
TikTokの広告運用代行会社に依頼するのも有効な手段
飲食店がTikTokで集客する際は、TikTokの広告運用代行会社に依頼するのもおすすめです。
TikTokで自分で集客を行うとなると、コンテンツ制作や戦略設計などでかなりの労力が必要となってしまいます。
しかし、TikTokの広告運用代行会社に依頼すれば、以下のような作業を代行してもらえます。
動画コンテンツ企画・作成・編集投稿文作成・タグ選定TikToker(ティックトッカー)アサイン投稿、アクション管理(いいね・コメント返信)、広告運用代行
TikTokの広告運用代行会社を利用すれば、本業の店舗運営に集中しながら集客を行うことが可能になります。
そのため、SNSの知見が無い場合や、できるだけ本業に集中したいといった場合は、TikTokの運用代行を検討してみるのが良いでしょう。 さらに、ここでは飲食店だけに特化したTikTok広告運用代行を行なっているBUZZというサービスがあるので、ご紹介いたします。飲食店に特化してTikTok広告を運用しているのはBUZZだけなので、以下のリンクから詳細をご確認ください。
まとめ
いかがでしたか？コロナ禍を経て、今までの集客だけでなくSNSを活用した集客が必要な時代だからこそ、失敗したくない・時間を無駄にしたくない、とご自身ではなかなか一歩踏み出せないですよね。オリジナリティを発揮し周囲と差をつけていかなければならないため、ご自身ではなかなか始められないという方も、まずはTikTokについて理解を深め、プロの意見を聞いてみるというところから始めてみるのはいかがでしょうか。この機会にぜひあなたの飲食店でもTikTokを取り入れてみてください。
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